履修(りしゅう)と シラバス

通信制大学

高校までは授業といわれて、履修という言葉はあまり聞かなかったかもしれません。

大学に入るとよく出てくる言葉になります。

今回は履修とシラバスを紹介します。

履修って何?

履修とは、規定の学科や過程などを習い修めること。

辞書では難しい言葉で説明されていますね。

単位を修得するために特定の科目を学ぶことです。

大学生になると単位を取る。単位が足りない。とよく単位という単語が出できます。

この単位ってなんでしょうか?

履修につながりますので、説明していきますね。

単位って何?

進級や卒業をする為に必要なものです。

1つの科目でこれだけの量は勉強しなければならないという基準です。

ただ授業に出席すればいいというものではなく、試験をしてちゃんと理解をしているかを見ます。理解していれば、試験の点もそれなりに取れるので単位を与えられます。試験での点が悪ければ理解できていないと判断され、単位はもらえません。

大学4年間で卒業に必要な単位は128単位前後です。1年間に直すと32単位です。

1年間で32単位もらえていなければ進級できません。留年ということです。

32単位を春・夏・秋・冬・で割ると1シーズン8単位取ればいいということです。

1つの教科で1単位しかもらえないわけではなく、2単位もらえる授業もあります。

そして、1年間に32単位分しか授業にでられなくて、1単位落としてしまったらどうしますか?

そういう時のために、1年間に44単位前後分授業を受けられるようになっています。

やはり、得意不得意があるため、単位も落とすこともあります。

1年生2年生の時にはめいいっぱい単位を取っておきましょう。

3年生4年生になってからが楽です。

1つの教科で1単位もらうのに2回~3回くらい授業に出る必要があります。レポートの提出も必要な場合もあります。そのあと単位取得試験を受けて合格なら単位獲得となります。

単位を取るために勉強すること。授業に出ることを、履修といいます。

履修登録とは?

単位習得する為に、一番重要な手続きです。

履修登録をしなかった場合、授業にでられないので勉強ができません。だから単位ももらえません。

上で説明したように、単位を取るための手続きです。

履修登録はインターネットを使ってします。パソコン、インターネットの使い方をしっかり確認しましょう。

いつでも登録できるわけではないので、登録期間内に忘れずに手続きしましょう。

履修計画とは?

単位を取るためにやみくもに授業を取ればいいわけではありません。

授業によってレベルも違うので最初はレベルの低いものから受けましょう。最初から高いレベルを取ってしまうと、基礎もわかってない場合もあるので、試験で失敗します。低いレベルで基礎を学んだらレベルUPしていけば、単位も取りこぼしなく獲得できると思います。

また、資格が取れる場合は、その資格に必要な科目を取りましょう。

計画的に年間44単位前後勉強できるといいですね。自分で考えて授業をとらなければならないのは、高校生とは違うと思います。

履修計画の立て方

自分自身で学んでいく科目をきめなければなりません。目標は卒業です。

卒業までに修得しなければならない単位を確認し、必ず受けなければいけない必修科目と、資格取得に必要な科目を確認しましょう。

シラバスなどを参考に興味のある科目を履修していきましょう。

スクーリングなどの日にちの確認も忘れずに。

必修科目と選択必修科目と選択科目

必修科目

〇〇学部〇〇コースで必ず勉強しなきゃならない科目のことです。

これは、好きでも嫌いでも必ず単位をとらなければ進級も卒業もできません。

選択必修科目

選択肢がいくつかあるなかで、決められた数を勉強しなければならない科目のことです。

例えば5つの選択科目のうち3単位は取りましょう。とか、6つの選択科目のうち4単位は取りましょうとかです。4単位のうちわけは2単位の教科を2科目とか。1単位の教科を4科目とか、自分で選択できます。

選択科目

学科、コースに関係なく、興味のある科目を勉強してみるといいと思います。

勉強し始めたら結構面白かったりするものです。

シラバスって何?

履修と切っても切れない関係です。

シラバスを参考に履修計画を立て、学修していきます。

シラバスとは元々はギリシャ語のようですね。

この言葉はアメリカの学校ではよく使われているが、ヨーロッパでは使われていないようです。日本の学校でのシラバスとは、アメリカの学校で使われるのと意味が違うようです。

日本では単なる授業計として使われています。大学で主に使われ、各科目の授業内容・成績評価方法・各種条件などいろいろ細かく記載されています。

シラバスは各学校によって記載の仕方も違うと思いますので、自分の学校で確認してみてください。

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